① シミュレーターの使い方
操作はかんたん3ステップです。
STEP 2 同様に親Bも選ぶ
STEP 3「遺伝を計算する」ボタンを押す → 子の見た目と確率が一覧で表示されます
各モルフの横の 「?」ボタン を押すと、そのモルフの説明と遺伝のしくみが表示されます。
① 一部のモルフは、まとめて2つまでしか選べません。
モハベ・レッサー・バター・ファントム・ミスティック・ルッソは、じつは同じ遺伝子の書き方違いなので、1匹が持てるのは合わせて2つまで(父から1枚・母から1枚しか無いため)。画面では同じグループにまとめてあります。3つ以上選ぶと「この親は実在しません」と出ます。ほかのグループも同じです。
② 生まれない組み合わせがあります。
スパイダー、シャンパンは、2枚そろうと生まれません(致死)。スパイダー×シャンパンも生まれません。結果では赤い行で出します。
③ 生まれるけれど健康に注意が要るものがあります。
スパイダー・シャンパンには首がふらつく症状(ウォブル)、スーパーシナモン・スーパーブラックパステルには背骨や口の異常の報告があります。繁殖は慎重に。
④ バナナだけ、性別の偏りは計算していません。
バナナは性別を決める遺伝子のすぐ近くにあるため、実際は「娘ばかり」または「息子ばかり」に出ます。このシミュレーターは性別を分けずに計算するので、出る割合は合っていますが、どちらの性別かは出ません。
② 遺伝計算シミュレーター
遺伝子は「2枚ずつ」
遺伝子は体の設計図のページのようなもの。どのページも父から1枚・母から1枚で、1匹の中に2枚あります。子には、そのうち1枚だけを渡します。
父母から1枚ずつ → 子も2枚1枚で出るか、2枚で出るか(優性・劣性)
遺伝子は、たまに書き写しを少し間違えることがあり、その「普通とは少し書き方が違う遺伝子」が代々受け継がれてモルフになります。それを1枚持っただけで見た目に出るのが「優性・共優性」。2枚そろって初めて出るのが「劣性」。劣性を1枚だけ持っている子は見た目はノーマルで、「隠し持ち(het)」と呼びます。
優性・共優性:パステル、モハベ / 劣性:アルビノ、パイド同じページのモルフは、合わせて2つまで
モハベとレッサーは、名前は違いますが同じページの書き方違いです。ページは2枚しかないので、合わせて2つまで。モハベとレッサーを1枚ずつ持つと、BEL(真っ白で青い目)になります。
例:モハベ+レッサー=BEL生まれない組み合わせ(致死)
遺伝子のページには、色を決める以外の仕事もあります。2枚とも書き方が違うと、その仕事が止まって卵の中で育たないことがあります。
例:スーパースパイダー、スパイダー×シャンパン③ 補足:ボールパイソンの遺伝で知っておきたいこと
遺伝の基本(遺伝子は2枚ずつ・優性と劣性・隠し持ち(het)・致死・多因子)は、「モルフの遺伝のしくみ」に1ページでまとめました。ここではボールパイソンに固有の話だけを書きます。
別のページなら何個でも、同じページなら2枚まで
パイドとクラウンとアルビノは、別々のページです。だから1匹が全部持つことができます。何個でも重ねられるので、ブリーダーは「アルビノパイド」「クラウンパイド」のように少しずつ積み上げていきます。
ボールパイソンでだけ大事になるのが、同じページの書き方違いです。モハベ・レッサー・バター・ファントム・ミスティック・ルッソは、名前は別々ですが、全部同じ1ページの、違う場所が違う書き方になったものです。そのページは2枚しかないので、この6つは合わせて2つまでしか持てません。
そして、父からモハベ、母からレッサーをもらうと、同じページが2枚とも違う書き方になります。すると「モハベとレッサーの両方持ち」ではなく、BEL(ブルーアイリューシー=真っ白で青い目)という別の姿になります。同じページのグループは、BELのほかにもいくつかあります(画面のグループ分けで確認できます)。
なぜ「BEL×BEL」でノーマルが出ないのか
ふつうのモハベは、そのページが「モハベ・普通」の2枚です。だからモハベ×モハベでは、両親とも「普通」を渡すことがあり、4分の1でノーマルが出ます。
BELは「モハベ・レッサー」の2枚で、普通の書き方のページを持っていません。渡しようがないので、BEL×BELではノーマルは出ず、スーパーモハベ・BEL・スーパーレッサーだけになります。このシミュレーターは、親が実際に持っている2枚をそのまま2枚として計算しているので、こうした結果が正しく出ます。
なぜ生まれない組み合わせ(致死)があるのか
遺伝子のページには、色を決める以外の仕事もあります。1枚が違う書き方でも、もう1枚の普通のページが仕事を続けるので生きられますが、2枚とも違うと、その仕事が完全に止まります。それが命に関わる仕事なら、卵の中で育ちきれません。スーパースパイダー、スーパーシャンパンが生まれないのはこのためです。
スパイダーとシャンパンは同じページの書き方違いなので、スパイダー×シャンパンの子も「普通の書き方のページがゼロ」になり、生まれません。
色を作る細胞と神経の細胞は、卵の中で同じ元から生まれます。そのため、色を変えるページの書き方違いが、神経にも影響することがあります。スパイダーの仲間に首がふらつく症状(ウォブル)が知られているのはこのためです。同じ理由で、スーパーシナモン・スーパーブラックパステルには背骨や口の異常の報告があり、キャラメルアルビノには背骨のねじれ(キンク)の報告があります。
計算できないもの(多因子)
体の大きさや色の濃さは、1ページでは決まらない多因子遺伝のため計算対象外です(名前だけ表示します)。しくみは遺伝のしくみ ⑦へ。
バナナ(コーラルグロー)について
バナナは、性別を決めるページのすぐ近くにある特別なモルフです。全体で見た出る割合はふつうと同じですが、性別ごとに見ると偏ります(娘ばかりに出る、または息子ばかりに出る)。このシミュレーターは性別を分けずに計算しているので、この偏りは出せません。
結果に「要確認」と出るとき
同じページの2つがそろう組み合わせの中には、その姿にブリーダーの間でどんな名前が付いているか、まだはっきりしないものがあります。その場合、結果には両方の名前を並べて、「要確認」の印を付けています。生まれる確率は正しく出ています。分からないのは「その子を何と呼ぶか」だけです。
結果の見かた
「隠し持ち(het)」と表示された子は見た目はノーマルですが、そのモルフの遺伝子を1枚持っています。将来、見た目に出ている子と掛け合わせることで、孫の世代でそのモルフが出る可能性があります。