フトアゴヒゲトカゲ
Bearded Dragon(通称:フトアゴ)
オーストラリア生まれの 昼行性のトカゲ。 太陽の下で活動する、表情豊かな子です。
人懐っこい性格、表情豊かな顔つき、ハンドリングしやすさで 「ペットらしいペット」として 人気のトカゲ。
※ 本ページの価格情報は 2026年5月時点の参考相場です。
実際の価格は 時期・店舗・個体差で変動します。
最新の正確な価格は、お近くのショップでご確認ください。
※ 本ページの飼育情報は 一般的な指標です。
個体差や飼育環境で変わります。
気になる点は ショップや獣医にご相談ください。
基本情報
- 和名:フトアゴヒゲトカゲ
- 英名:Bearded Dragon
- 学名:Pogona vitticeps
- 分類:アガマ科
- 体長:40〜60cm(成体)
- 寿命:8〜12年(飼育下で15年近くも)
- 原産地:オーストラリア(中部〜東部の半砂漠地帯)
- 性格:温厚、人懐っこい、ハンドリングしやすい、昼行性
いがいと、かわいいポイント
- 表情豊か。怒ると顎を黒くして「ヒゲ」を立てる、警戒ポーズ。
- 人懐っこい。慣れると 飼い主の手の上で寛ぐ個体も。
- バスキング姿勢がかっこいい。手足を伸ばして 日光浴。
- 食欲旺盛。野菜も虫も モリモリ食べる。
- 「腕を上げて挨拶」するアームウェーブ行動が見られることも。
- 大人になると 飼い主を認識する感覚あり。
飼育難易度:本当に初心者向け?
結論:性格は初心者向きですが、設備が大型・本格的になります。
初心者にもおすすめできる理由:
- 性格 温厚、ハンドリングできる
- 情報が豊富(先輩飼育者多い)
- 餌の選択肢が広い(雑食)
- 個体差はあるが 慣れやすい
でも「ライト」じゃない理由:
- UVBライト 必須(強い紫外線が必要)
- バスキングランプ 必須(38〜42℃の高温スポット)
- 大型ケージ必要(90cm幅 以上 推奨)
- 電気代も他種より高め
- 設備にお金がかかる(初期5〜10万円が標準)
必要なお金は?
初期費用:5〜15万円
- ケージ(90cm幅以上):2〜5万円
- UVBライト+器具:5,000〜15,000円
- バスキングランプ+器具:3,000〜8,000円
- パネルヒーター(夜間用):3,000〜5,000円
- 床材(ソイル、ペットシーツ等):1,000〜3,000円
- 水入れ・餌入れ:1,000〜2,000円
- 温湿度計、サーモスタット:3,000〜8,000円
- シェルター、レイアウト:3,000〜10,000円
- 生体(ノーマル個体):10,000〜30,000円
月額:3,000〜6,000円
- 餌代(虫+野菜):1,500〜3,000円
- 電気代(保温+UVB+バスキング):1,000〜2,500円
- 消耗品(床材、ライト替え球):500〜1,000円
モルフ別 価格目安
- ノーマル:10,000〜30,000円
- 人気カラー(レッド、オレンジ、シトラス系):20,000〜50,000円
- 中級モルフ(レザーバック、ハイポ等):30,000〜80,000円
- 希少モルフ(シルクバック、トランスルーセント等):10万円〜数十万円
※ サイズや血統でも価格は変動します。
必要な装備
必須装備(これがないと飼えない)
- ケージ:幅90cm以上 推奨(成体は120cm欲しい)
- UVBライト:強めのUVB(10.0系)必須
- バスキングランプ:スポットライトで38〜42℃の場所を作る
- パネルヒーター or 暖突:夜間の保温に
- サーモスタット:温度管理の安全装置
- 床材:ペットシーツ、ソイル等
- 水入れ:体が入る大きさ(水浴び用)
- 温湿度計:各エリアの温度確認
あるとよいもの
- シェルター、流木(バスキング位置調整)
- 霧吹き(脱皮時の補助)
- カルシウムパウダー
餌は何をあげる?
フトアゴは 雑食。虫だけでなく、葉物野菜もモリモリ食べます。
虫(タンパク源)
- コオロギ、デュビア(定番)
- ミルワーム(おやつ程度)
- シルクワーム、ハニーワーム(栄養価高め)
野菜(ビタミン源)
- 小松菜、青梗菜、チンゲン菜(メイン)
- 水菜、サニーレタス
- パプリカ、にんじん(少量)
- カボチャ、いんげん(時々)
与えないもの
- ホウレンソウ(カルシウム吸収を阻害)
- キャベツ系(甲状腺に悪影響)
- アボカド(毒性あり)
- ネギ・玉ねぎ系(毒性)
頻度
- ベビー:虫メインで毎日
- ヤング:虫+野菜、虫は1日おき
- アダルト:野菜メイン、虫は週2〜3回
カルシウム ダスティング 必須
UVBがあっても、カルシウム不足だと骨が弱くなります。
特に幼体期は週数回 ダスティングしてください。
温度・紫外線管理(一番の核心)
フトアゴ飼育は、温度・紫外線管理が全て。 ここをサボると 病気・死亡 直結です。
適温
- バスキングスポット:38〜42度(昼間)
- ホット側 全体:30〜35度
- クール側:25〜28度
- 夜間:18〜25度(暖突等で保温)
紫外線(UVB)
- 強いUVB(10.0系)必須
- 太陽の代わり、生命線
- 半年〜1年で UVBの効果は落ちる → 定期交換
- 距離は ケージ内 30〜40cm程度
UVB不足は「くる病」へ直行
UVB が足りないと、体内でビタミンD3 を作れず、
カルシウムを吸収できません。
→ 骨が曲がる病気(代謝性骨疾患・通称くる病)に。
→ 歩けなくなる、最悪 死亡。
UVBランプは「飾り」ではなく 生命維持装置です。
寿命はどれくらい?
8〜12年。飼育環境が良ければ15年近く生きることも。
レオパやニシアフより やや短めですが、それでも 約10年の付き合い。
小さい頃から成体まで、表情や仕草の変化を 長く楽しめます。
モルフの世界
フトアゴのモルフは、色 × 鱗の質感 の2軸で展開しています。
色系のモルフ
- ノーマル:茶色〜オレンジ寄り、野生に近い色
- レッド:赤みが強い、鮮やか
- オレンジ:はっきりしたオレンジ色
- シトラス:明るい黄色〜オレンジ
- ハイポ:色素が薄め、爪が透明寄り
- ホワイト系:白っぽく見える、希少
- パステル:淡い色合い
鱗・形状系のモルフ
- レザーバック:鱗が滑らか、触り心地違う
- シルクバック:鱗がほぼなく ツルツル(飼育やや難しい)
- ダナー:鱗の向きが逆、独特の質感
- ジャイアント(ジャーマンジャイアント):大型化系統
その他の珍しい系統
- トランスルーセント(半透明)
- パラドックス(部分的に色が抜ける)
- ウィッシュビル系
- これらの組み合わせ多数
最初の1匹を選ぶコツ
最初は ノーマル or 入門カラー(オレンジ系等) がおすすめ。
・価格手頃
・流通が安定
・飼育情報が豊富
・健康な個体が多い
シルクバックなどは皮膚が弱いので 初心者には不向きです。
飼ってみたくなった方へ
まずは「飼う前に知ってほしいこと」もご覧ください。
費用、大変なこと、自分に向いてるかチェックなどをまとめています。
いがいと、表情豊か。
いがいと、コミュニケーションが取れる。
フトアゴは「ペットらしい爬虫類」として、長く愛される子です。
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